初・三浦半島〜吉川忠英さんのライヴに行ってきました!

港到着

相変わらず、速報性のないブログであります…というのは、今回の話題は 2015-01-23 の内容でございまして、しかるに今書きだしたのは 2015-01-25 の深夜であります。そして公開は26になることでしょう…いや、27になった(悲)

はい、行ってきました。わたくしのギターの先生である ヤマグチイワオさん から、レッスンのたびにいつもお話にのぼる、 吉川忠英さん のライヴ!しかもイワオさんもゲスト出演する!これは、万難を排して行かな!!ということで…って、え?三崎ってどこじゃい…

チラシ

という感じだったのですが、この共演は見逃したくないと思い、片道2.5時間かけて行ってまいりました

漁港

なんだか、なんか、ものすごく好きな感じなんですけど…港!海!Yeah!

で、「みさき」というと…大阪府、特に南部に在住あるいは出身の方ならアレが思い浮かぶと思うのですが…そう!

みさき公園

「みさき公園」あったー!!(笑)

…いやはや、しょうもない話ですいません。「みさき公園」は、和歌山寄りの大阪にある遊園地です。

で、せっかく行ってみたらプチ旅行みたいなもんなので、早めに行って漁港をぶらぶらしました。

屋根猫

まったくもって観光客してます。漁港にはやはり猫っすね。

白猫

白いのも居ます。

三崎へ来たらば、やはり「まぐろ」でっしゃろ。と、物色するも、マグロづくし丼!スペシャルヅケ丼!なんとか三昧ドーン!西郷ドーン!と、メニューみてたらアタマぐるぐる、値段にグラグラ(貧しいので)

で、事前になにもアタリをつけていなかった私は、いったいどの店へ入ればええのんや大将!状態だったのですが、適当に散歩して、表通りから1本はいったお寿司屋さんで、三浦ドーン!(やっぱり人名っぽい)という、いろんな種類のマグロの載った丼モノをいただきました。

ごはん

お食事しているニャンコは居ますが(利用したお店ではありません)、残念ながら僕のお食事の写真はありません(笑)観光客専門ではなく、地元の方々の憩いのお寿司屋さんだった(アタリってことだよね!)ので、不埒な観光客たる私はおとなしく味わうのみ。いやはや、たいへん美味しかったです。ごちそうさまでしたー。

港の日没

美しい日没を見ながら、現場へ向かう…。

コーヒー

それにしても早く着いてしまったので、会場の ミサキドーナツ でコーヒーをいただく。えらい美味しかった。「ワンドーナツ付き」システムだったのでドーナツもひとつ(シナモンシュガー)いただいたけれど、これまた美味い…コーヒーも、もう1杯楽しみました。

さて、ライヴの内容ですが…。(写真はありまへん)

とにかく、僕にとってはものすごく感動的でハートフルなライヴでした。書きたいことが多すぎてなんかグダグダになり、さっきまで書いたものをいったんすべて消してしまったのですが…。

「日本人で、彼のギターを聴いたことがない人はかなり少数派なのでは」という言葉どおり、吉川忠英さんのギターは、日本のポピュラー音楽における、アコースティックギター演奏・サウンドのデファクトスタンダードではないか、といえるくらいの活躍度・浸透度です。はじめて生で接したそのプレイに関しては、いやはや、まったくもって、わたくしなんぞがとやかく言う余地はございませんが、いち聴衆として…とにかく、ギタープレイの、タッチが、表現が、1音1音の情報量がケタ違い。丁寧。生みだされるグルーヴが緩やかでたいへんに心地よい…。で、実際に聴くと、ソロのCDとかで聴くよりも、歌が、お声が素晴らしくイイのであります。ホーミーっぽいのもやられたり。アンコールでは「ギター落語」まで登場。MCも、人柄がつたわる、ヒョイと軽妙だけれど、とてもあったかい、そのサウンドや楽曲につらなるものでした。

ゲストをむかえてのステージでは、ウクレレの帝王でもある ヤマグチイワオさん が、ウクレレ、ストラト、さらにハワイアン・スラッキーというオープンチューニングにしたアコギで大活躍。べしゃりも、安定の面白さで、お客さんのハートと耳をがっちり掴んでいました。さらに、ゲストには元サーカスの 叶央介さん も参加して、吉川忠英さんがアコギ、ヤマグチイワオさんがストラト、吉川さん、叶央介さんのツインヴォーカルでジェイムズ・テイラーの「ファイアー・アンド・アイス」や、さらにビートルズ「レット・イット・ビー」を、イワオさんが加わって三重唱したり、目眩がするくらいに贅沢な音楽体験でした。

イワオさん自身が、レッスンのたびに「コレ、吉川忠英さん風!」などと、とても深いリスペクトといっしょに解説してくださり、師と仰いでいらっしゃるのです(ワタクシ、孫弟子ですかね…恐れ多い)が、いざ同じ板の上に乗っていると、イワオさんのプレイはさらにちょっとエグくて、あたたかさに加えて「アツさ」もあり、あとこの夜はエレキがロックして、唸りを上げていたな〜。ムチャクチャカッコ良かったです。

叶さんの歌を聴いていると、嗚呼、優れた歌者は、高い音を歌っても、張り上げないのだな、と痛感。表現がリッチなのです。あとやはり、さすがのハーモニーワーク。忠英さんの歌に、叶さんの声が加わると、単に2声に聴こえない!たとえば、フィル・コリンズの歌にデイヴィッド・クロスビーがハーモニーをつけた時みたいな。こういうのを、生で、PAされているとはいえ、最前列でほぼ生音で体験できたのは本当に素晴らしいことだったと思います。

まぁ、目で耳で体験したことをつたない文章へ落とし込むのは、今回は本当におこがましい感じがしてどこかがひどく痒くなってしまうのですが、とにかく片道2.5時間は、ちっとも惜しくなかったのです。

終演後、本当はゆっくりご挨拶したかったのですが、なにぶん帰りの交通の都合があり、ダッシュでバス停へ…。

夜の港

ちょっとした海辺への旅行と、素晴らしい音楽。自分のライヴ本番の翌日で、ちょっとヘロヘロでしたが、今も目に耳に焼き付いている素晴らしい行程でした。

さいごに手前のお話で恐縮ですが、今回、忠英さんの「DADGAD」「オープンD」、イワオさんの「スラッキー」など、オープンチューニングの魅力に目覚めてしまいました。僕は「月夜の国の子守唄」という曲で自分で考案したオープンチューニング(しかも、もう忘れた)を使ったきりで、ちゃんと取り組んだことがないのですが、やってみたくてウズウズしております。「Let It Be の謎」と加えて次回質問だなコレは。

吉川忠英さん、オフィシャルサイト
chuei-yoshikawa.com/

イワオさんの、この夜のブログ
iwaoyamaguchi.jp/blog-entry-51.html

叶央介さん
osukekano.asia/

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