ライヴ一週間前になりました。鋭意練習中のベビスネです。
さて、今をさかのぼること4年まえ、わたくし突然、自分のステージネームの入ったオリジナルピックを、ブリッジコーポレーションというところに頼んで作りまして。
100枚作って、それを色んな人にあげたり、ライヴで投げたり、練習してて失くしたりした結果、残りこんだけとなりました。
コレ、作ったときには、基本的に名刺がわり、プロモーション用に使って、まぁ演奏にも使えたらいいな、くらいに思っていたのですが、作ってみると殊のほか弾きやすい!というか、それまで愛用していたGibson製のセルロイドとまったく同じか、それより調子いいくらいで、もう非常に気に入ってしまいまして。
たとえばIbanezのポール・ギルバートやスティーヴ・ヴァイのピックは、弾きやすいんですが、材質が(たぶん)ポリカーボネイト樹脂で厚みが1mm(Heavyというやつです)だと、もうちょっと思ったようなピックの「しなり」が得られないのです個人的に。
しかも、わたくし、高校生のときにJim Dunlopの「JazzIII」を使ってから、ちっちゃいピックが大好きで、どんどんいわゆるマンドリンのピックみたいなスタイルになっていきまして。たとえばIbanezのジョン・スコフィールドとか、以前のエイドリアン・ブリューのモデルのピック(ただし、どっちも多分ポリカーボネイト)なんかが調子よかったのです。
で、10年前くらいにくだんのGibsonのジャズ型のピック(三茶の楽器屋さんにしかおいてなかった)を使い出してから、そればっかりになっておりまして。特にアコースティックもガンガン弾くようになってから、やっぱりピックが削れていく時にガリガリした感触のないセルロイドの質感と、適度な厚みからくる「しなり」がイイのです。
一時期は、高級素材の「ウルテム」を使ったClaytonのJazzタイプを使っていたりもしたのですが、オリジナルのベビスネピックを作ってからは、やっぱりセルロイドに偏愛を寄せています。
が、
上記のとおり、色々な経緯で在庫がなくなってきたので、なんとかしないと、と、強硬手段。部屋中のピックを、爪切り、ヤスリ、サンドペーパーなどで、「自分の好きなカタチ」に整形して、なんとかしのいでしまおうと。
さまざまなピックでありますね。
上段左から、Ibanez Paul Gilbert(旧)、同、2000年代初頭のキャンディ・アップル・レッド、Jim Dunlop JazzIII、Clayton Ultem 1.0mm。
中段左から、B.C.RichのXH、Rinky Dink Studio、D’Addarioの弦買ったらついてきたオマケのピック。
下段左から、Ibanez Steve Vai、銀座ヤマハで売ってた限定ピック(セルロイドのミディアム)。
このなかで調子よかったのは、やはりセルロイド1.0mmの Rinky Dink Studio (いつも行ってるもよリハスタ)のピック。元はティアドロップ型です。やはりカタチも大切ですが、材質ってピックにとってとても重要ですねぇ…。
ということで、ピックの考察でした。