おかえりノクターン子ちゃん
いや、そんな名前をつけた覚えはないのですが、咄嗟にノクターン子などと。
もはやメインギターに近い、K.Yairi製のサロンギター「ノクターン」ですが、確か購入したのは2010年か2009年だったと思うのですが、とにかくステージでもオフでもムチャクチャ弾きまくっていて、そうするとフレットがガンガン減ってくるのですね。
で、去年いちどクロサワ楽器経由でヤイリ工場にてフレット摺り合わせをやってもらったのですが、先日気が付くとまたフレットがガタガタかつペタペタになっており、ああ、道理で弾きにくいというか、バー・コードが音にならないわけだ、と。リペアに出しておりまして。
で、雨の木曜日に新大久保まで迎えにいってきました。
そう、今回はなんとフレットを、極太かつ背の高いものに打ち替えてもらってしまったのです!
「打ち替えてもらってしまった」ってなんだかとってもクドいですね。
わたくし、使用しているエレクトリックのほうは、IbanezのJEMなんですが、新しいのを入手したときに、ああ、やっぱりフレットの状態ってとても大事なんだなとふたたび痛感いたしまして、気をつけているつもりなんですが、やっぱり毎日何ミクロンか少しずつ減っていくのって、日々弾いているときによっぽど注意しないと見つけづらいですよね。で、ある日突然「なんかおかしい!」となり、その時点でけっこう急を要する事態であったり。
で、ピカピカになって戻ってまいりました。なんか表情もちょっとゴツくなった感じ。
作業はクロサワ楽器新宿店でやっていただき、ヤイリ特約店ということで、価格はヤイリの工房でやっていただくのと同じという仕切りでした。(内容とギターの種類とかで扱いが違うかもしれないので、すべてがこの限りではないかもしれません)
↑抜き取ったフレット。オソロシイことに、見つめているとだいたい何フレットかわかるのがヘンタイですね。
↑でもコレはわかりやすい。ゼロフレット。
プロでもアマチュアでも、やっぱりギターは細かくメンテして、良い状態で、その楽器のポテンシャルを最大限にしておくのは大切なことではないかと思っています。生徒さんにも再三「リペアもっていけよ」と言い続けています。
ネックの調整とか、ブリッジやトレモロ、弦高などは慣れると自分好みに調整できるようになってきますが、フレットの摺り合わせや打ち替えは、かなりの大仕事になってしまいます。日々生活している環境にもよりますが、こればっかりは自分でやろうと思うと工具や場所、作業時間を確保するのにかなりのリソースを費やしてしまうので、やはりここはプロにお任せ、が妥当ではないかと思うのですが…。
その点、ヤイリは永久保証!
普通、ショップにリペアをお願いすると、大体フレットの摺り合わせで2万円くらい、打ち替えで6万〜7万円くらいが相場なのですが(要する技術と手間を思えば十分妥当な価格です)ヤイリギターの工場あるいは特約店で「ヤイリ価格」でやってもらうと、かなりの破格でやってもらえます。(コンディションにもよるので、誤解を避けるため具体的な価格は書きませんので、気になる方はぜひヤイリギターさんへお問い合わせください)
先程も書きましたが、ギターを継続して弾くにはコンディションがとても大切だと思います。自動車でいうタイヤとかオイル交換とか車検みたいなもんで。そうです、やっぱり維持費のかかるものなんですよね、これはギターだけではなく楽器全般ですが。
とすると、ヤイリは買いですよやっぱり。そういう部分も、ギターを、ギタリストごと大切にしてくれている感じがします。あんまりリペア代が安いとなんだか恐縮でぶっ倒れそうですが。クラフトマン全般を尊敬しているので。
ということで、おかえり。またガンガン弾くぜ。