イタリア トスカーナ ワイン紀行 番外編「俺が覗いたアッシジ」

イタリアの旅行の写真をもういちど見返していて、やっぱりほくそ笑んでしまう写真があるのであります。

アッシジ

今回、トスカーナ州だけでなく、オプショナルツアーとして、ぐいっとローマ寄りのウンブリア州のアッシジ、ペルージャ(中田英選手が所属していました)へも足を伸ばしたのですが、そのアッシジ、偉大な聖人の眠るサン・フランチェスコ教会には、超有名なジォットのフレスコ画があり、そのへんが観光の目玉なのですが、僕には別の目玉がありまして。

学生時代の英国行きの時も肌身離さず持ち歩いていた書物があります。
「河童が覗いたヨーロッパ」の文庫本
これと宮沢賢治を何冊かは必ず持って出ます。

中世の面影を色濃く残す素晴らしい町並みの中に、ボクは見つけてしまったのですこの風景を。

ホントは、ページを掲載したいのだけれど、まずそうだからやめときますね。ああ、もどかしいったらありゃしないけど、パブリックな場なので…。

どきどき、というのでもない、なんだか凄く息を詰めてシャッターを切りました。文庫本107ページ。30年以上前に妹尾河童さんが覗いたアッシジが、リアルにまだそこにありました。

もちろん、市内を観光している間は本を持ち歩いたりはしませんが、もう、何千回と目にしている風景になっています。確信して撮影しました。

静かに感動の波が押し寄せましたが、その場では誰に話しても「ふーん」程度でありました。ま、あたりまえか。

でも宿に帰って、相方とデジカメの液晶で写真を確認しながら、本をみせるとさすがに吃驚していました。

「やっぱり変態ね、そんなの生まれて初めて観光しに行ったところで思い出す訳ないじゃない」と。

それ(変態)で結構。

とにかく、実はイタリア旅行で一番深く感動したことだったかもしれない。

てか、あの本イタリアの記述が多いね。若干イタリアびいきだし(笑)

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