2013年半分終了のお知らせを受けて、今年の活動における、びっくりするほどの密度の高さに驚いているベビスネです。
そして気がつけば 次のライヴ(7/11 銀座ロッキートップ)が目の前です。どひゃー。みなさま、ぜひご来場くださいねー。
さて、先週末はまたしても先生方の演奏旅行に同行させていただき、ギターを弾いたり、歌をうたったり、運転したり(←メインのお仕事)の日々でした。
それにしても、楽しかったのです!
いつでも、演奏の旅は(自分が演奏せずとも)とても楽しいものですが、今回はまた格別!
遠方にて本番ということで、前のりで移動だったのですが、今回はリーダーであるチェンバロの加久間さん strongly recommended な長野県は峰の原高原のペンション ハイジ・ホフ さんへお邪魔することに!
リコーダーの辺保さんも、峰の原はゆかりのある土地のようで、しきりに「なつかしー!」と連呼されていましたが、わたくし、こちら初体験。すずしい!木々の香り!うぉ、白樺や!と、サルのように浮かれていましたが、なんといっても、お宿がさいこうでした。大将もおかみさんも、とても朗らかで、とてつもなく居心地のいい空間なのです。
このあたり、妹尾河童さんの「河童が覗いたヨーロッパ」にも書かれていますが、「いい宿」というのは人によりけりで表現が難しい…。
わたくしベビスネにとってのホスピタリティ、は、すなわち「いいかんじでマイルドにもてなしてもらえて、いいかんじで放っておいてもらえる(個人的なあれやこれを尊重してもらえる)」ことでありまして、この「いいかんじ」のさじ加減がちょっと量子化しにくい。
言葉で「具体的にこうしてほしい」にならない。これは、サービスを求める方(お客)としては甚だ傲慢で、そういうのって誠に「日本的」のダークサイドでよろしくないのですが、どうしても、こう、相手(宿のスタッフ)のフトコロの深さに委ねる感じのところがあるのです。
そして、まさにその部分が嬉しかった。素晴らしかったのです、居心地、そう。「居る」ことに値打ちがある。まさにストレスフリー。
さらに、もう、いえ、むしろこればっかりにならないように気をつけないと非常に危険なくらい、お食事が美味・美味・美味…。
ものすごい高級食材や、ゴテゴテのフレンチが出てきて、髪をなでつけたスタッフが椅子を引いてくれる、そんなのもう、いらないです。「まちがった自家製」「無理なてづくり」いらないです。
とにかく、ハイジ・ホフの大将は、素材に鼻が利く人なんだなぁと実感する内容。まず、すぐれた(そして気の利いた)素材ありき、でそれらの魅力をブーストする絶妙な調理がほどこされた品々…。すでにホームグラウンドである「山」に、はいってしまった山賊達は明らかに逆上し、ペルセポリスを廃墟にしてしまったマケドニア軍のような状態で、ひたすら、ちぎっては投げ、ちぎっては投げ…でありました。
大将とおかみさんを交えての歓談を経て、気持よくベッドにばたりと沈み、コレ以上ないほど深く眠れました。翌朝はなんだか早くキレイすっきりと目覚め(とても珍しい)、高原の朝ブロを満喫、これまた素晴らしい朝ごはんをいただいて、元気いっぱい、出発したのであります。
お世話になりました!
ピンバック: 高原での、ある日とある夜 | BabySnake
ピンバック: ペンションの裏庭で演奏した「方舟は堕ちた」 | BabySnake