BbとかFとか

この土曜日は、南の(っても、そんなに南でもないが)島にてギターを弾きます。

で、課題曲(っていわないね)をiPhoneに入れて、イヤフォンさしながら楽譜を通勤時間ににらんで、仕事終わったら練習というサイクルなんだが。

基本やっぱりロックな人なので、EだのAだのCだのGだの、っていういわゆるギターで比較的演奏しやすい(弾きやすい)キーの曲を演奏することが多いのですが、今回は管が主役の編成ですので、どうしてもフラット系のキーが多くて、和音とかオブリのところで、「ん!」となることが多い。

ギターなんて、まぁでも言ったらハノンですから、指板の上を平行移動すればキー自体は、鍵盤楽器のように発見黒鍵入り乱れて、視覚的にアッハン、みたいなのはないのですが、それはそれで特性というか、「圧倒的に開放弦が使えない」という制約が出てくるのです。

すると、和音を弾く際には、バー・コードの比率が多くなって、そこへ突然オープンコードが出てくるとサウンド的にちぐはぐになってしまうので、どちらかというとコードフォームでズバンと弾いてしまうのではなく、曲にマッチするように、あるいは演奏としてのつながりを探りながら、四声体のハーモニーを指板上に作って行く作業になります。

楽しいですけど、なんかやっぱりそうやって作ったサウンドって、どこかジャジーな感じとかして、ロックのおバカな「ジャキーン」という音とかなり異質なのです。

そうか、ある程度アタマではわかっていたけども、ギター・オリエンテッドなロックってやっぱりオープンコードのサウンドの役割がすっごく大きいんだなということを再認識。

やっぱ、そういう意味でロック的なサウンドを知り尽くした人は凄みがちがうなーと。
思いつくのは、ピート・タウンゼントや、デイヴ・グロール。もちろん、ジミー・ペイジもなんだけど。

うーん、いまはしばし、そのジャジーというか歌謡曲というか、密度の高い世界を楽しみますが、またすぐに「カタルシスに次ぐカタルシス」「どうだホラsus2だsus4だドカーン」みたいな世界に戻ってきたいと思います。いや、ジャジーなの大好きなんですけどね。管とやるのも最高なんですが。

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