エリック・クラプトン「Layla(いとしのレイラ)」がギターとヴォーカルのみに!

「Guitar World」より。
下記リンク先より、YouTubeで音声を聴くことができます。

Eric Clapton and Duane Allman’s Isolated Guitar Tracks from “Layla”(「レイラ」から抽出された、エリック・クラプトンとデュアン・オールマンのギタートラック)

screen

少し前に、おなじエリック・クラプトンによるビートルズ(ジョージ・ハリスン)の「While My Guitar Gently Weeps」のギターだけを抜き出したビデオが紹介されましたが、今回は、「デレク・アンド・ドミノス(Derek And the Dominos)」の、もう超有名でわたくし大好きで、ギター的にもトラウマになっている「Layla(いとしのレイラ)」からのアイソレイテッド(抽出)モノです。

この曲、もちろんカール・レイドルのベースなんかもスーパーかっこいいのですが、とにかく二人のギター・ヒーロー、すなわちエリック・クラプトンと、デュアン(デュエイン)・オールマンによってダビングされまくったギター類が素晴らしくかっこいい曲です。

layla

特に、「スカイ・ドッグ」(実はエッチな意味だという説もありますが、真相やいかに?)という別名をとった、スライド(ボトル・ネック奏法)ギターの名手であるデュエインは、夭折したこともあり、伝説化しているキライもありますが、この曲のカデンツァで披露される、苦悩する恋を代弁するかのような、激しくのたうち回るスライド・ギターは、オールマンズのどの曲よりも一種超越的で、もうリリースされた時点でキチンと伝説でした。そして、曲の半分以上を占める長大なコーダ(ピーター・グリーンズ・フリートウッド・マックの「Oh, Well」とちょっとイメージかぶるんです、個人的に)では、激しい苦悩から一転、穏やかに、誰かを慈しむようなスライド演奏になります。

リンク先で紹介されているYouTubeの映像は、この曲のリード・ヴォーカル(ヴォーカルパートもたくさんダビングされていますこの曲)と、エリックとデュエインのリードギターが抽出されて編集され、だいたい曲をとおして、それぞれの部分でもっとも印象的なパートのギターを1本抜き出したもの(「だりらりらりら〜!」のフレーズだけダブル)がミックスされています。

リフ、バッキングも良いのですが、Aメロ、Bメロの後ろで通して弾かれているエリックのリード・ギターがまずよく聴こえ、いままできこえにくかったベンド・ダウンを含むアーティキュレーションがわかりやすく、その「歌声」を堪能できます。ええ、デュエインのスライドかなと思っていたところがベンドだったり、個人的に色々発見ありました。

そして、カデンツァ部のデュエインのスライド(おそらくオープンEチューニングによる)ソロも、もう、これでもかとたっぷり聴けます。激しい部分だけではなく、アウトの音もつかった、けっこう「病んだ」テイストを作り出すフレージングがよりわかりやすいです。

コーダの部分は、ピアノがないとなにがなんだかわからないのでは、と思いましたが、少々長いブレイクのあと、まず、デュエインのスライド、おそらくエリックのアコギの、それぞれリード・ギターをこれでもか、と聴くことができます。

元の音源だと、いろんなギターがずっと鳴っているので、1本のギターをずっと聴くのは個人的にすごく集中力が要るので、こういう風になっていると、こーんな、裏もオモテも研究しつくされたような名曲・名演でも、新たな発見があったり、魅力に気づいたりするもんなんですねぇ。

しかし、こういうアイソレイテッドものはけっこう見かけますが、誰か関係者が元のマルチトラックからブチ抜いてんのかな?

リミックスものは、マルチをコピーしてもらうらしいけれど。どっちにしても羨ましいお話。

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