もちろん、「ガジェット」なるテイのものではないのですが、多少なりとも演奏家としてお金もらっている身として、必須のお道具、それはメトロノーム!
ちょっとした指練習も、がっちょりスケール練習や、難しいシーケンスフレーズをゆっくりから始めて、忍者ハットリくん式に練習するときも、それこそ文字通り雨の日も雪の日も、メトロノームで練習しています。
で、大学入学当初くらいに意を決して購入したのがこれ。
BOSSの、ドクタービートの前の型のやつ。
元々は、ビニール製のケースに入っていたのだけど、経年劣化でバラけてしまい、いまは誇らしげにハダカで我が部屋に君臨している状態。
なんか、「どうにも昔の音楽機材」という色とカタチですが、でもなんかこのスジボリ(笑)の感じとか、Macintosh IIciとか、フロッグデザイン社がやってたころのMacっぽく…はないですかね…。とにかく僕にはとてもかわいい。
が、これ、音量はあるし、操作性も良いのだけど、いかんせんデカく、可搬性に関しては、とかく大荷物になりがちな私としてはいささか問題となる事が。
で、大阪でバンド活動していた20代のころ購入した、小さくてなかなか使えるメトロノーム。
この子は、ドンカマの生みの親、KORG製であります。何故かしらんが、クラシック系の演奏家のお宅でもよく見かけます。どうやら人気の機種らしい。
うちのには、Slipknotの「アイオワ」のストラップがつけてあります。
とにかく、持論ですが、ことポピュラー音楽において、クリックにあわせてやらない練習は「Playing」であって「Practicing」ではない!と思っているところがありまして。
いや、勿論、ある程度まで上達したら、クリックを離れて表現を追い込むことは極めて重要ですが、やはりアンサンブルやグルーヴあってのものですので、そこからは逃れられないと思います。
テンポ自体が推移したり、変化させる事が表現のひとつであるクラシックの奏者の方でも、むしろメトロノームに合わせる練習は完璧です。メトロノームに合わせながら、タメとかツッコミをコントロールしているのを目の当たりにした時はずいぶんとぶっ飛びました。恐ろしく強固なパルスが根底にあるんでしょうね…
まぁ、これからも長い付き合いになると思いますよ、メトロノーム君たち。
ドクタービートの後継機はこんな感じ。
コルグのほうも、モデルチェンジしてますね。
安ぅ…。外見もかわいくなってる…。